モルタルとサイディングについて

〇モルタル壁について
モルタルは継ぎ目がなく仕上げられ費用も安く、美観性に優れるのが利点ですが、汚れやすい、ひび割れしやすい等の問題点もあります。
家の角などは欠けやすい点もありますがレンガや石材等で角を装飾する等、他の素材との組み合わせしやすいのも利点でしょう。

施工は下塗りと仕上げに分けられますが、仕上げにはグレードがあり、美観や耐久性に差があります。
一般的に多い仕上げがリシンや吹き付けタイル仕上げなどですが、その説明を簡単に行います。

・リシン仕上げ
大理石の粒等を混ぜたモルタルを吹き付けて表面を機械的に荒いマット面に仕上げたもので、最も一般的です。

・吹き付けタイル仕上げ
樹脂と珪砂等を混ぜ、タイルガンにより吹き付けを行ったもの。光沢があるとともに独特の不連続模様が出ます。

・スタッコ仕上げ
合成樹脂に大理石や砂等を加えて、リシンよりも塗工を厚く荒くして高級感や重厚感を出すとともに、耐久性にも優れた仕上げです。

・ジョリパット仕上げ
砂を混ぜた粘性のある塗料をコテやローラー等で厚く塗り、波型、ボーダー型等の美観仕上げを行ったもの。
塗工士の技能によるもので、一般的に耐久性も高い仕上げです。

〇サイディング材の種類
多様な種類があり、美観性や施工性に優れているため今や主流の外壁材です。
表面劣化や継ぎ目の劣化は定期的にメンテナンスが必要です。
サイディング材はその素材から窯業系や金属系などが多用されますが、その簡単な説明を以下に挙げます。

・窯業系（ようぎょうけい）
「窯」は陶磁器等の「かま」のことで、セメントや繊維質を高熱成型してあります。
サイディング材の主流で、石材やレンガ、タイル等の風合いを付したものです。

・金属系
表面に鉄やアルミ等を用い断熱材等を裏打ちしたもので、窯業系よりも高価ですが耐久性に優れます。
地域によっては塩害や錆び等の問題があります。

・樹脂系
塩ビ等の樹脂を使用した軽量ボードで、シーリング材や表面塗装の必要がありませんのでメンテナンスフリーです。
耐火性や防音性、デザイン性の問題からほとんど普及していません。

・木質系
いわゆる板張りで、自然木に防腐加工や不燃性加工等を施したものです。天然素材の美しさや経年美の風合いも楽しめます。

〇いずれの外壁にも対応いたします
エムティーケーはモルタルやサイディングにかかわらず、すべての種類にも対応できます。地域のメンテナンスや張替え等迅速に専門の職人が無料で実地診断にお伺いいたしますので、お気軽にご連絡ください。
外壁メンテナンスはすべて職人の腕に掛かるものですが、弊社では腕のいい熟練技能士がいますので安心していただけます。