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防水と塗装は別物?塗装工事で防水効果を高める2つのポイント

防水効果の高い塗料を使うことで美観性も防水性も高まり家の長寿命化に貢献します

日本の年間平均降水量は約1,718mm。この雨量から家を守るためには家の防水性対策が必要です。
しかし外壁の定期的な塗り替えは行っていても、防水に関しては「塗装さえしておけば防水力は確保できる」と考え、特に対策をしていない人も少なくないようです。
実は一般的な塗装工事では防水対策に効果があるとは言い切れません。

今回は塗装工事で防水効果を高める塗料についてお話します。

 

1.防水塗料が必要な理由

外壁や屋根の塗装を施すと表面は塗膜に覆われます。
硬くてツルツルとした塗膜表面にあたった雨や水は流れ落ち内部への水の侵入を防ぐので、ある程度の防水効果はあると言えます。
特に近年では優秀な塗料メーカーが日本の天気や湿度に耐えられる商品を開発・販売しており、一般的な塗料でもかなりの程度の水の侵入を防ぐことができるものもあります。

しかしある程度の水の侵入は防げても、防水に特化していない塗料では防水工事のように完全に水の侵入を遮断できない場合があります。

それは「ひび割れ」です。

どんな家屋でも住人には気づかない程度に少しずつ小さな衝撃を受けていて、ある日それがひび割れとなって表面にあらわれます。
ひび割れから内部に侵入した雨や水は柱や梁など重要部分の腐食の原因となり、建物の寿命を縮めることにつながります。

ひび割れには「ヘアークラック」と呼ばれる髪の毛くらいの厚みの小さなものから、建物の構造のゆがみによって生じる「構造クラック」と呼ばれる大きなものまでさまざまです。

構造クラックのような大きなひび割れは浸水の危険性が非常に高くなります。
ヘアークラックであってもこのまま放置していればいずれ腐食が進み、水が内部に浸入してきます。

そこでひび割れの対策となるのが次のポイントの「防水性の高い塗料」です。

 

2.防水性のある塗料とは

外壁塗装の際に防水性を高めるには、一般塗料ではなく防水効果の高い「弾性塗料」を使用するのがおすすめです。

「弾性塗料」はゴムのような弾力のある塗膜を作り、一般塗料と比べ10倍の厚みを持つ塗料です。
この高い伸縮性と厚みにより、建物にひび割れが起こった場合でも塗膜が伸びてひび割れをカバーするので、細かなひびなら表面に現れることもありません。
とくに、ひびが起こりやすいモルタル外壁の場合には、その補修作業に弾性塗料を使用すると効果的です。

もし外壁のひび割れを見つけたら、できるだけ早く弾性塗料のような防水効果の高い塗料で補修しましょう。

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