外壁リフォームを考えている人必見!モルタル外壁とサイディング外壁の違い
日本従来の家屋はモルタル外壁ですが、今主流となりつつあるのはサイディング外壁です。家の塗り替えやリフォームを機に、外壁をモルタルからサイディングに変えたいと考えている人も少なくないようですが、果たしてどちらが良いのか。両者の耐久性やデザイン性などを比較してみましょう。
1.耐久性の違い
モルタル外壁とは、すのこ状に板を張り、そこにセメントと砂を混ぜたものをラス金網状に張ってから、モルタルを塗りつけて塗装で仕上げる外壁のことを言います。
モルタル外壁は、モルタル材自体が高い耐久性を持つため地震や台風などの日本特有の自然災害にも強く、かつ断熱性や防音性にも優れています。
ただしモルタル外壁はひび割れが起こりやすく、放っておくと漏水するため、小さなひび割れを見逃さないようにし、早めに対処する必要があります。
とは言え、その補修は簡単で、手間や費用はそれほどかかりません。
一方、サイディング外壁とは工場で作ったサイディングボードを壁に貼り付けて、ボードとボードのつなぎ目にシーリング材を充填する外壁のことです。品質が安定しており、モルタルと比べるとひび割れ等が起きにくいという特徴があります。
しかし劣化によって割れたり反ったりしてしまう可能性があり、その場合劣化部分だけを補修すれば良いモルタルとは違ってボードを1枚まるごと貼りかえる必要がでてきます。
つまり、比較的修復頻度が高いものの、その手間やコストがあまりかからないのがモルタル外壁です。逆に修復頻度はそれほど高くないものの、一度修復の必要性が出た場合に手間やコストがかかってしまうのがサイディング外壁だと考えておくと良いでしょう。
2.デザイン性の違い
モルタル外壁はサイディングのように継ぎ目がなく、壁の形に合わせて仕上げることができるのがメリットです。
「スタッコ」や「吹付タイル」など様々な仕上げ方法で個性を出すことができますし、職人さんがハンドメイドで仕上げてくれる「左官仕上げ」であれば独自の模様をつけてもらうなど、オリジナルのお洒落な外壁に仕上げることも可能です。
一方、サイディングは既存のボードを使用するためオリジナリティは出にくいですが、最近ではレンガ風やタイル風など様々なデザインのボードが提供されています。
特に窯業系サイディングボードの選択肢は広く、気に入ったデザインを見つけることができるでしょう。
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